いぬのこころ

おとなもこどももどうぶつも。

習った漢字しか使わないでください

小学生の子供がいるわたし。

 

小学校低学年のころ、

「ノートやテストに書く名前は習った漢字しか使ってはいけない」

という意味のわからない指示があった。

 

これが関東特有のものなのかどうか、

よくわからないが、どうも当たり前の指示らしい。

 

いまどき、自分の名前くらい全部漢字で書ける子供はいるし、

それが習っているかどうかじゃなく、自分の名前なんだし。

書かせてやれよ。

 

と当然思った。

 

ただ、近隣小学校をみても、デフォルトの指示のようだし、

まあ、細かいことでゴチャゴチャと文句いうのも。

ということで、子供には、

「学校ではそういうきまりだから、習った字だけね。

 それ以外ではわかる漢字は書こう」

と納得させた。

 

きっと、学校という混沌とした社会の中で

特に低学年ということであれば

 

きちっとした社会性を学習してくる子供

学習中心で学力をきちんとつけてくる子供

自然が一番と、ワイルドな環境で育ってくる子供

はだし、手づかみあたりまえで育ってくる子供

はたまた最近多いのが

ご両親のお仕事の都合で海外から来た子供

 

などさまざまな子供たちが公立小学校に集まってくる。

学習レベル、社会性レベル、言語レベル

それらはもちろん、均一ではなく、

もしかすると人生の同学年の中で一番差がついている状態かもしれない。

 

一年生で習う漢字が読める子もいれば

これからの子供もいる。

さらにいえば、いまどきのキラキラネーム流行で

まったく持って読めない名前の子供もいたりする。

 

だからこそ、まずは習った漢字をちゃんと使おう。

みんなが読める漢字から使っていこう。

というレベルの均一化が図られているのではないか。

 

できるのに使えないというジレンマを持つ子供もいるかもしれないが、

学校以外で使うのは自由だ。

 

学校では、みんな同じレベルでできる子できない子

一緒に学習する場なのだから、とりあえずは一緒に学ぼう。

 

問題は、

そのことをきちんと納得できるように説明できない

「学校側」の問題だけかもしれない。

スマホ育児 反対派

今日、夕方あるニュース番組で

スマホ育児》について取り上げていた。

 

取材に答えた親子の様子も流れていたが、

 

たまの休日、親子でランチ。

お店で注文してからお料理が運ばれるまでの10分。

おもむろにママがタブレットを子供に渡す。

英語の動画を見始める女の子。

 

「お料理がくるまで飽きちゃうので」

 

たった10分ですよ。

それが15分だったとしても、

なぜ家族でご飯を食べに来て、タブレット

 

たまの休日、家族そろってのランチですよね?

待つ間に普段のお話や、これから食べるお料理の話や、

ランチのあとのお買い物の予定や・・・

話して待つってできないんでしょうか。

 

そもそも、レストランという公共の場所で、

静かに(会話をするなら小さめの声で)待つ。

ということを教えるのも、大人の役割。

 

10分を静かに待てないだろうから、飽きないように

タブレットスマホ、ゲーム機を与える。

というその考えが「正論」とばかりに

恥ずかしげもなくテレビに出ている親がいる。

 

この子供、これからどう育つのでしょうか?

それを想像できないのでしょうか?

 

100%スマホ育児反対といっているわけではなくて、

たとえばちょっと手が離せないお料理中に、

動画をみせてあげるとか、

 

計算が苦手な子供に、アプリで楽しみながら算数に

親しんでもらうとか、

 

それをきちんと親の目の届くところで

管理しながら渡すことについてはまったく否定しません。

 

しかし、小学校に上がったくらいの子供の

レストランの待ち時間や、お出かけした先で、

タブレットスマホの画面しか見ていない子供を見ると、

ぞっとします。