いぬのこころ

おとなもこどももどうぶつも。

自己責任という都合のいい言葉で。

3月に大学卒業し、4月から某企業に入社した娘。

 

そもそも、会社選びの時点からなにやってんだか。という感じで

まわりのアドバイスなんて聞かず

自分で勝手に決めて勝手に出て行った。

要するにうるさい親の元から逃げたかったんだと思う。

 

それならそれで、ガッツがあるじゃん。

がんばれよとなるんだろうけど、予想どおりの展開。

 

5月6月はほぼほぼリモート研修。

そして8月でもう辞めたと。

 

 

やれ、メンタルがやられるだの適応障害と診断されただの。

労働条件がおかしいだの。

いや、調べればどんな会社かなんてわかるし、

私も情報提供はしましたよね。

いまどき、ネットで会社の口コミなんていくらでもわかるから。

 

 仕事もできないほどに適応障害だのメンタルだのって言うのならば、

一旦実家に戻って、メンタルかなんかしらんが立て直せと伝えると、

数か月前から付き合っている人がいて、精神的な支えになっていると。

 

 

 

どんな人か知らんけど。

 

それに、きちんと立て直して仕事探しなおして、

そういうステップがあってこそ、

むこうの親御さんとだっていい関係築けるようにできるだろうよ。

こっちだって知りませんというわけにいかないし。

という親の話も全く耳には届かず。

 

何か言うと、就職も自分で決めたことだから「自己責任」だから、

自分できちんとやれるようにしたい。自分で立て直したい。

だから実家には帰りません。

 

これだけ聞くと立派なようにも聞こえるけど、

とにかく、アドバイスは聞かない。すぐに折れる。

折れたことについてなにが原因だったかは考えない。

仕方ないでしょ。で終わり。

すべてメンタルのせい。

何か言うと「自己責任」だから自分でなんとかすると。

なんとかなってないけど。

 

さらに言えば、そうやってなんでもダメダメってうるさく言われて

これまでもやりづらかった。

 

ふーん。

 

自己責任という言葉は、

自分で必死で戦って、それでうまくいけばOK。

うまくいかなければ、何が原因だったか考えさらに努力し

やらかした失敗をとりもどして、

次の失敗をしないようにすること。

 

戦わず、原因はしかたないでしょで終わらせ、

失敗はとりもどさず、逃げる。

どこの誰かわからない人が救いだと言い、

精神的物理的寄生。

 

これでは次の失敗またやらかして・・の繰り返しにしかならない。

責任なんてとってないし、何の責任かもよくわからない。

 

 

おまえはどうなんだと言われれば、

親として至らないところはいっぱいあるのはわかるし、

自分だって失敗だらけの人生だったとは思うが、

親として成人するまで、食いっぱぐれたり、

やりたいことをお金で諦めたりさせないようにできる限りのことは

やってきたんですよ。

 

子どもはまだ下にもいるし、

その子も成人させなくちゃならない。

生活楽なわけじゃないし、住宅ローンもある。

なのに、とにかく子ども優先に考えて、

子どものための学費や習い事、学資保険を払うことに

文句も言わないで働いてくれているお父さん。

ほんと、感謝。

口には出さないけど、ありがとうとずっと思っている。

 

でも、そういうのは長女には全然伝わらない。

 

大学だって、入学してからあれはいや、これはわたしにはむいてないと

学べる選択をどんどんなくしていって、なんのための大学なのか。

そんなのに年間100万円以上の学費なんて親が黙って出す必要ありますかね。

って思うけど、結局まあまあいい車が買える金額までは、責任をもって払いました。

 

そもそも最初の約束で途中までは学費は払うが、

あとはバイトをしてお金をためて自分で払うということになっていて、

本人は、1回生からバイトをしていたはずなのに、

結果としては

 

ほぼほぼジャ〇ーズに入れあげて、手持ちはなく、

軽自動車の新車買えるくらいの金額だけど、

残りの学費は私が貸すという形に・・。

 

 実習もある学科で

最後にゼミ担当教諭から電話があって

申し訳ないけれど実習は行かせられませんとか言われたけど、

それもよっぽどじゃないですかね。

確かにものすごい精神的にも体力的にもキツイ実習で、

学校としてもきちんと最後まで行ける人じゃないと行かせないことは

知っていた。

人生観変わるくらいの内容だし、だからこその実習でしょ。

 

私、全く同じその実習あなたより先に終えましたよね。

あなたが3年かけて何を学んだのか知りませんが、

私は仕事しながら通信で学んで。

実習先に行く途中の車の中で体が震えて寒くなって

吐き気がして動けなくなるほどしんどかったけど、

それがメンタルやられるというなら、そうかもしれないけど

しんどいの乗り越えることが目的の時間だと思うから。

 

とにかくここ何年かそんなことの繰り返し。

どこかで挽回してくれるといいなと祈るような思いだった。

何度も何度もよい方向に向かってほしいと思って嫌なことも言ったけど、

何も変わらず、頑なに言い訳をし逃げるばかり。

 

就職という恰好の理由をつけて家が出られてよかったですね。

とにかく、正直もうめんどくさい。

 

幡野広志さんという写真家の方がいて、

この人の著書の中で、

 

親を選んで生まれることはできないけれど、

自分の居場所や家族は自分で選べるし、

家族というのは親子という単位ではなく、自分で選んだ「夫婦」から始まる。

といった内容があって、

 

親は自分の手で関係を切ることができる。とも・・。

 

この本を読んだとき目からうろこだったけれど、

親という立場になったとき、

子に切られてもいいじゃんと思えた。

 

切ってくれて結構。

そういわれたわけじゃないけど、都合のいいときだけ親子でしょって

言われる日がくるくらいなら、切られた方がありがたい。 

 

もう成人した子どもは戸籍上のつながりはあるけれど、

向こうが放っておいてほしいというのなら、

別に関わらなくてもいいのかなと思う。

 

もちろん、元気ではいてほしいし、嫌な目にもあってもらいたくはない。

でも、別にいい。

 

私は、親として足らない部分も多々あったけど、

できるだけの義務を果たしたと思うし、

まだ目の前にいる子どもも育てなくちゃならない。

 

自分の人生だって、もう折り返しをとうにすぎている。

一人で暮らしている親のことももっと気にかけたいし、

「自分が選んだ大切な家族」と一緒に

自分が元気なうちに、初めて見るものにもっと触れたり

楽しいことをしたり、ときには意見を戦わせたり、

過去を振り返ったり、未来についての話を共有したりしたい。

 

 

だから、長女には言いたい。

自分で勝手にやってくれ。

それで幸せになれるのだとしたらそれでいいし、

失敗したら自分でなんとかしろ。

 

但し、私があなたに貸した学費はチャラにはしないし、

きちんと最後の1円まで返しなさい。

自己責任とかじゃなく、人として最低限あたりまえのことだから。

それが済んでから偉そうに自分の人生を語ってくれ。

 

 

 

 

 

 

 

フリーランス、派遣の覚悟。足りていないのでは。

今回のコロナは本当に恐ろしい。

仕事をなくす人、支払いができなくなる人。

医療現場で普段の何十倍ものストレスと仕事を抱える人。

力尽き、命を落とす人。

 

さまざまな悲劇を招いている。

 

しかし、フリーランスや自由業(芸能関係含む)、派遣が、

 

10万円の給付で足りるわけないだろう。

食っていけない。死ねというのか。

 

と騒ぎ立てている。

たしかにしんどいのはわかる。

だが、本来フリーランスや自由業、派遣は会社という枠にとらわれず

すべてを自分でまかなう覚悟でやっているのではないか。

突然何かが起こった時、仕事を失う、収入が絶たれることなど

当然覚悟の上の仕事ではないのか。

 

見捨てろとは言わないが、その覚悟の微塵も見えないのはなんだろう。

日本は優しい国だから、すべての国民が幸せに最低限の生活をすることを

当然のこととして考えている。

 

しかし、そういった枠組みはわかったうえでのフリーではないのか。

そのために、貯蓄をしておく、保険にはいっておく、その他の準備も。

それを全くしないでおいて、10万円じゃ足りないだろうと騒ぐのは

ちょっとお門違いというものではないだろうか。

 

誤解を招く覚悟で言うが、

私も最近までフリーのはしくれだった。

楽じゃないし、仕事がなくなればすぐにキツキツの状態なのはわかっていた。

だからこその覚悟もプライドもあった。

 

これだけ自分でがんばったんです。

だけど、やはり厳しいです。

と言う声ならば届くだろうが、

なんにも手立てをしないままの声はただの雑音にしかならない。

 

声をあげるのであれば、自分たちがどれだけの努力をしたかをみせてくれ。

 

テレワーク卒業

コロナコロナで、テレワークへの移行をされている方がたくさんいる中、

私は3月末でテレワーク卒業しました!

 

会社員をしながら、

パートの仕事をしながら、

テレワークのみで、

などいろいろありましたが、テレワーク歴は15年です。

 

今回のコロナの影響でテレワークをはじめざるをえなかった方が多く、

 

テレワークはプライベートとの切り替えが大変。

テレワークしている家族を見ていてストレスが。

 

などといろんな声が聞こえるけれど、

15年やっていると、そういったテレワークのマイナス点は

全くではないものの、ほぼなくなり、

自宅でできることのメリットのほうがかなり大きくなりました。

 

とにかく、スケジュール通りにいかないことがあたりまえ。

目の前に気になることが(仕事以外)現れたら、

思い切ってそっちを優先してください。

 

いろいろ普段では気にならないことが気になったり、

なんだか誘惑があったり。

落ち着いて仕事なんてできないというのが一番かもしれません。

当然、気になりながらの仕事はうまくいくわけがありません。

誘惑は多いけれど、うまくやれれば

食べたいものを食べたり、読みたい本を読んだり、

見たいテレビをみたり、子どもとちょっと遊んだり。

ずぼらな恰好のままでも大丈夫だったり。

ゆるっとしていることを楽しめるようになります。

 

私の卒業の理由は、

確定申告のめんどくささ、

経費計算のめんどくささ、

年間を通して収入が不安定でかつ多い月、少ない月の波があること。

雇われている会社の業務をそのままテレワークとされる方は

特に問題はないでしょうが、多くのテレワーカーは

様々仕事を請け負う形だったと思います。

 

私は、請負での仕事でしたので、

コロナの影響で仕事は7割~8割減となりました。

私の場合にはたまたま卒業のタイミングがコロナとあたっていて、

それを見越しての卒業ではなかったのですが、

前々からやりたいと思っていた仕事で雇っていただき

そちらへの移行でテレワーク卒業となりました。

 

やりたいと思っていた仕事は、身バレが怖いので詳しくは言えないけれど

公務寄りの専門職。

資格職なのでパートでありながらも待遇は悪くないし

不況だから無くなる仕事でもない。

沢山の収入というわけではないけれど、ある程度安定。

 

ありがたいことに、対面で行う仕事でありながらも

感染への配慮は非常にしっかりとしていただいており、

マスク、消毒液完備。

対応の際にも細心の注意をを払うことができる。

 

ということでした。

 

とにかく、テレワークをうまくやるコツは

自分で仕事に向き合える時間がどのタイミングが見極めること。

カリカリしても、イライラしても逆に仕事はすすみません。

 

とにかく、スケジュール通りにいかないことがあたりまえ。

目の前に気になることが(仕事以外)現れたら、

思い切ってそっちを優先してください。

 

私はまたしばらくしたら、併用でテレワークをするかもしれません。

テレワーク自体はとても好きな働き方だし、

イライラしない方法を知っているので。

就活イージーモード

我が家には就活中の子どもがいる。(ちなみに女子)

フェイクを入れつつ語る。

単なる愚痴になるので書き捨て、読み捨てで。

 

小学校のころからまあまあできる子で、

公立中から公立高校へ。

このあたりから人生の岐路を間違えていると個人的には思っているが、

公立高校は偏差値62くらいの、そこそこいいところへ。

親(私の)の希望としては同レベル私立が合格していたし、

この子はぬるいところでも自分を律してやっていける子ではないので

私立向きだと思っていたのに、自分のどうしてもという意思で公立へ。

入学前は自分でもちゃんとやっていくといっていたが、

案の定、グダグダとぬるーい高校生活。

 

受験の際の一番のネックは英語。

とにかく英語がダメ。

でも高校がそこそこのレベルだったので大学へ進学。

自分で行きたいと希望した大学だった。

 

選んだ学部は教職、福祉等の資格が取れる。

卒業後も資格を生かしての就職ができる安定の学部。

だったはずだが

 

教員はむいてないとおもうから捨てた。(1回生)

心理学はぜんぜんダメ。向いてないから捨てた(2回生)

 

もうこのあたりから自分に甘い。向いてない?は?という感じ。

ただ、福祉関係の資格も残っていて(社会福祉士

これは最終的に実習で福祉関係の施設に1か月程度通い、

受験資格を得られるというもの。

大学にいる間に実習に行かなければ、現実的には受験資格は取れない。

(もちろんとれなくはないが、時間的・金銭的負担がかなり大きくなる)

 

3回生で、実習を前にして大学のゼミ教授からこちらへ電話が・・・。

「このままだと実習は無理だと思います」

 

結局、自分は福祉には向いていない。自信がない。実習は無理だ。

 

またかよ。

なにが向いてないだ。無理だ。

本人のメンタルの問題も考えた。

しかし、自分で大学入学以来、教職は無理だとか心理は無理だとか

簡単に自分のやるべきこと、可能性を切り捨ててきたじゃないか。

で、結果「教職」か「福祉」を目指す大学に行って、

全部おじゃんにしてきやがった。

 

それならば、大学4年間を無駄にしないように資格を取るとかして

きっちり一般企業でも就活をしなさいよ。

そういう約束で、本人も「そうする」という。

 

数か月後、内定を取ってきたのは

「パチンコ業界」

こいつ、どこまでバカなのか。

パチンコが悪いかいいかとかどうでもいい。

本人、パチンコなんか行ったこともないし、

何の興味もないはず。

 

何やるんだというと、店長候補。

は?バカじゃねえの。

パチンコ屋の店長になるために大学4年間通ったのか。

「福利厚生がしっかりしている」

「ちゃんとした大学の卒業生もいる」

そんなこと聞いてないし。

 

とにかくなにもかも、思い付き、いきあたりばったり。

バカすぎて話にならん。

この内定聞いて、具合が悪くなって祖母は入院。

いろんな趣味嗜好の人がいるから、否定するつもりはないが、

少なくとも我が家はギャンブルに関しては非常に否定的な考え。

家族のだれも(死んだじいちゃんは行っていたが)パチンコなんか

やりもしない。

 

すったもんだして本人は完全納得しないままだったが

内定はお断りさせた。

 

そして数か月。

今度は「訪問販売」

なんなんだよ。こいつは。

一人で外回りさせて飛び込み営業。

訪問で契約をとってくる会社とか。

ロクな会社じゃないだろ(ロクな会社があったら申し訳ない)

 

内定出たというからなんでと聞くと

「営業とかやってみたかった」

・・・・ホンモノのバカだ。

 

ちなみに母は仕事柄、こういう業界とは反対側の人間だ。

飛び込みでやられたりキャッチでやられた契約者たちを救済する側。

なんで逆側に行く?

 

こいつの神経はどうなっているのだろうか。

特にゆるく育てたつもりはないし、

ほかの家庭以上に厳しくもした部分もある。

 

あれは無理、これも無理、向いてない、やりたくない。

そうやっていろんなものから逃げてきた人間が、

社会のいろんなことに立ち向かえるようには思えない。

 

努力はしない。

辛抱はしない。

人の言うことは聞かない。

社会を知らない。

いいこと言われるとすぐ信じる。

まさに低レベル。

 

やさしい社会、ゆとりの教育がこうしてしまった。

と社会のせいばかりにはしたくないが、

かなり厳しく家庭ではいろんなことを伝えてきたつもりでも、

このイージーモードか。

 

ほかの会社を探したほうがいいのではと言ってみたものの、

もうここに決めたから。

10月内定式あるし、もう断れないし。

と、LINEで草はやしながら返事してきやがった。

 

社会出て、ぐちゃぐちゃにやられるぞ。

母はそうとしか思えない。

 

しかし。

 

もしかするとそのイージーモードのまま社会にいて

痛いのも辛いのもわからないままダラーっと会社に居続けられるのが

たった一つの能力なのだろうか。

 

 

吉本興業 契約書問題について

吉本興業が、所属タレントと話し合いを行い、

希望者には契約書を交わすという。

 

至極まっとうなこと。

なんでこれまでやってこなかった。

 

そういう声があるが、考えてみてほしい。

本当にその契約書締結が芸人にとってプラスになるか?

 

前日のブログにも書いた。

芸人の収入とドリームの話。

 

それとも関連するが、きっと契約書には

 

吉本興業からの依頼による仕事以外の禁止

副業の禁止

スケジュールの管理

 

が明記され、従わなければタレントとしての契約が解除となるであろう。

 

売れない、金を生み出さない。

けれど劇場には出て数百円なりのお金を《吉本興業が》払っていた芸人は

どうなる?

 

会社として必要ではない。

劇場にはさらに出れなくなるし、つまりは食っていけない。

自主的に辞めていくしかないだろう。

自己都合退社であれば、

労働契約上もいろいろな不利益があることは誰もが知っている。

 

これまで劇場にでてもお駄賃程度だと嘆いていた芸人は、

チャンスを与えてもらうために劇場にはお金を払って出ていた。

くらいに考えられないのだろうか。

 

ドリームのため。

おもしろければ必ずいつかは日の目を見るというその日のため。

自己投資のための劇場、勉強させてもらう場だった。

と思っていれば、今みたいに聞いたこともないような芸人が

 

「いやー食っていけるわけないですよ。こんなんじゃ」

なんていう怒りの内部告発みたいなことにはならないだろう。

 

契約書問題は、芸人をおもしろくなくするし

もしかするとどこかで芽が出るのをまっていた将来おもしろくなる芸人をつぶすこと。

 

しかし、この世の中にはそぐわないこと。

そういうことなのだろう。

 

ますます、おもしろくない世の中になる。

 

吉本興業の問題をわからなくしているのはマスコミ

今も、吉本興業の売れない芸人が、1ヶ月の芸人収入が2000円とかと話している。

芸人だけじゃ食っていけないですよ。

そりゃそうだろう。

 

それを受けて、こういう状況だから闇営業とかって話になるんじゃないか。

若手が闇営業やらなければ食っていけないからこういうことになる。

 

とスタジオのキャスターが話す。

 

いやいや。待てよ。

闇営業で反社会的組織とからんだのは、こういう売れない芸人じゃない。

反社会的組織が金を払いたいのは、ある程度売れてる誰でも知ってる芸人だからね。

 

闇営業の話と、反社会的組織の話を適当な憶測でごちゃごちゃにするのはやめてほしい。

 

闇営業という言い方をするから聞こえは悪いが、芸人の収入がほとんどなくても

芸人の先輩がやっている店で働いたり、コンビニでバイトしたり、

ちょっとしたイベントの司会をしたりと副業をやることについては、

吉本興業は何も言わなかったし、

その中には、吉本を通さない芸人的な仕事もたくさんあったはず。

なぜ、そういった「闇」営業を吉本興業が黙って許していたのか、

そこも考えたほうがいい。

 

芸人だけで食えるように吉本興業が全員にお金を払う。

ということになれば、どういうことになるかわかってるか?

とてもじゃないけど、吉本興業は今いる芸人すべてを雇用することはできない。

収支があう芸人だけを残せば、どんなにがんばっても数百人だろう。

 

じゃあ食っていけないといっている芸人はどうなる?

夢すら見られないことになるんだよ。

 

そもそも、売れない芸人はなぜ数千円という収入でも芸人をやってるのか。

それは、芸人ドリームを夢見ているから。

 

売れて、テレビ出て、知り合いが知らないうちに増えて、いっぱいお金もらって。

どっかんどっかん何を言ってもウケるようなそんなドリーム。

 

お金の問題を解決したとしよう。

どこでやってるかわからないような芸人が、

それでも食っていけるような状況にしたとして、ドリームを目指すだろうか?

その場で十分と胡坐をかくのじゃないか。

 

契約書面、労働基準法、公正取引法

そんなものを持ち出し始めたら、ドリームはなくなるんだよ。

 

芸人は誰もお客を集められなくても舞台にでられるチャンスが与えられている。

出場したいと思えば、誰でもMー1などの賞レースにも出られる。

一夜にして夢がかなうチャンスがそこにあるんだよ。

 

それなのに、食えない給料って。

ひとさまからお金もらって食えるだけのネタ、本気でやってるのか?

やってればいつか必ずチャンスはくる。

バイきんぐや、サンドウィッチマンをみてみなよ。

それ以外にも、バイトばっかりしてました。という人いっぱいいるだろ。

 

バイトを死ぬほどやりながらじゃネタも作れないというなら、

この収入じゃ芸人は続けられないというなら、

やめればいいじゃないの。

契約書があって、家族も養えるだけの収入を得られる場所に行けばいい。

 

バイトばっかりやってるけど、寝る時間惜しんでもネタつくって、

人のいない公園で、大きな声ださないようにしながらネタあわせして、

そういうことを必死で苦しんで、楽しんでやれないならば、

もうやめたらいい。

 

マスコミが正論ぶってなにもわからず、ぐちゃぐちゃ言うんじゃないよ。

余計めんどくさいことになるから。

 

 

交通事故で弁護士を依頼する。

まだ完全解決となっていないため、

身バレ予防のため、若干フェイクをいれつつ書く。

 

1年以上前になるが、出かけた先で交通事故にあった。

事故の内容はそれほど複雑ではないので大まかに書くと、

当事者は4人。車は3台。

一般道で玉突き事故。

私は真ん中で、後ろからがしゃんとやられて、その弾みで

私の車が前にちょこんと当たった。

それぞれ運転手が乗っていて、私の車には助手席に友人がいた。

過失割合としては、最後尾の車が100%で、あとは0%である。

 

前の車と運転手さんのことは、どうなったかわからないが、

警察にも届け、事故扱いとなり、最後尾の車はきちんと任意保険にも

入っていたので、処理されたであろう。

怪我はなかったと思われ、物損事故扱い程度だと思われる。

 

問題は、こちらの車と怪我の補償。

 

車は軽自動車で全損。

結構乗っていた車で、物損の補償金もかなりしぶられたが、

そこは簡単には納得せず、

さまざまな資料等をそろえ、まあシブシブ納得できる程度で決着した。

 

怪我の補償は、私も同乗者も入院はなかったものの通院を経て

症状固定とされ、後遺障害認定を依頼し、結果として14等級が認められた。

 

友人とは保険会社の取り扱い支店が違うため、

それぞれ別での交渉となった。

 

ここからは自分自身のことについてだ。

通院をほぼ週2程度。

3ヶ月くらいから症状固定ではないのか、

もうそろそろ通院はやめてもいいのではないのか、

普通はこれくらいで通院は終わりにしてもらっています。

と何度も何度も言われ、

 

普通はの普通は何でしょう。

病院の先生は治療継続といわれてますが。

 

といちいち説明をしつつ、いやな思いをしながら半年。

 

まあこの辺が潮時であろうと、病院の先生とも話し、

あとは後遺症認定を依頼するために診断書作成をお願いした。

知らないことはたくさんあるもので、この認定を受けるかどうかも

被害者が決めなくてはならず、さらに認定をうけるための診断書作成代も

まずは被害者が支払うものなのだ。

 

認定が認められれば、診断書代は保険会社から支払われるが、

認められない場合には、自腹で捨て金となってしまう・・・。

 

結果としては14等級という一番下ではあるが後遺症認定が認められ、

保険会社からの示談金の提示があった。

 

もともと、こういった交渉事を仕事にしていたこともあるので、

交渉の資料を集めるというのは全く苦にならないのだが、

交通事故の交渉をしなくてはならない状況に初めて直面して、

事故の賠償には、自賠責ベース、任意保険ベース、弁護士ベースと

3つの基準があることや、その基準によって賠償額が大きく違うことなど

いろいろ勉強になった。

 

保険会社は、任意保険ベースでの賠償額を支払うのが当たり前だと思うが、

実際には、自賠責での計算をして、当然のように金額の提示をしてくる。

 

きちんとした保険会社さんが提示する金額なんだから、

これで間違っているわけないよね。と示談に応じてしまう人も多いだろう。

 

しかし、一旦示談金の提示があったら、弁護士に相談してみることをお勧めする。

最近は弁護士相談もハードルが下がっていて、

市町村単位や、県単位での無料相談日が設けられていたり、

弁護士会が開設する相談窓口があったりと、相談だけならば無料や格安で受けられる。

 

特に後遺症の認定が受けられたのであれば、間違いなく弁護士を使ったほうが

示談金は増額されるはずである。

先に書いた弁護士ベースの金額が適用されるからである。

 

私自身のことに戻るが、

 

総額のみでいえば、

最初の提示(弁護士を入れていない状況) 170万

弁護士依頼後              300万

 

といった具合であった。

弁護士費用としての支払いが40万くらいあるので、こちらが受け取る金額としては

260万程度となるが、それでも保険会社の最初の提示額から90万ほどの増額。

依頼して損はなかった。

 

さて、そうなればよいことばかりか。

メリットやデメリットを整理すると、

 

メリット

・ほぼ間違いなく増額されること

・自分で交渉しなくてはならないというストレスがないこと

 

デメリット

・どの弁護士に依頼すればよいかわからない

・弁護士に依頼するなんて大変そう

・弁護士費用がバカに高い

・裁判になったらどうするの

 

たぶんデメリットは弁護士選びや費用になるのかと思うが、

簡単にいえば交通事故交渉って弁護士にとってはそれほど大変な仕事ではなく、

ある程度マニュアル的に交渉が進められるそれほど難しくない案件なのだと思う。

 

確かに被害者がいて、加害者がいてという構図はあるが、

被害・加害の関係性ははっきりしているし、被害の内容もわかりやすい。

離婚や家族問題のような人情話じゃないぶん、感情移入する部分も少ない。

 

弁護士の多くは、保険会社が提示してきた金額よりも増額できなければ

弁護士費用は払わなくて良い、または損をしないような交渉をすることを

契約書で約束している場合が多い。

 

軽微な事故の場合には、弁護士を依頼するメリットはあまりないかもしれないが、

通院が続いたり、後遺障害認定が受けられるような場合には、

是非弁護士を検討してみたほうがいいと思う。

 

自分の体験から、そう感じた。

 

そして現状であるが・・。

正直なところ、やはり後遺障害が認められるくらいのダメージは

今でも残っていて、

日常生活にそれほど影響はないものの、足のしびれや腰の痛みは残っている。

あとは支払われた賠償金でウハウハというわけではなく、

そのお金で、自分なりのリハビリで筋力アップや接骨院に行くなど、

メンテナンスをつづけなければならない。

 

決して交通事故なんて、当事者になってはならないことだが、

万が一にも、そうなってしまったときには出来るだけの知恵をしぼり、

専門家の力を借りて、自分が思う「納得できる着地点」を見つけてほしいと思う。